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今朝の「がっちりマンデー」は同じTBSの番組で、今夜が最終回の「仁ーJinー」で登場したモノや会社を紹介していた。 まずは「ペニシリン」。 「仁」の中では南方先生がミカンに生えた「青カビ」を培養し、それを「木綿」の「TLC」で分離して活性のある物質を分離していた。 さて、現代は? という事で、「がっちりマンデー」のスタッフは「明治製菓」(現:Meiji)を訪問し、日本における「ペニシリン」の歴史を解説していた。 「抗生物質」と「耐性菌」の永遠の戦いであることもしっかりと伝えていた。
次に「遠心分離機」の紹介。 「仁」の中では「手」で回す遠心分離機の作成過程が紹介されていたが、現代では大阪府にある会社(名前、忘れた)を訪問。 世界で初めて作られた遠心分離機はもちろん「手」で回すのだが、その目的は「牛乳」から「脂肪」を分離するためだったらしい。 「仁」の中では血液を「血漿」と「血球」を分離し、「血液型」を調べるために作成された。 つまり、江戸時代に「輸血」をするために南方先生は作った。 大阪府のその会社の遠心分離機は大手製薬会社の7割に納入しているとのこと。 何か混合物を分離する方法として「遠心分離」は欠かせないものだものね。 僕もある製薬会社のプラントにいた時に、人間のあるたんぱく質を遺伝子組み換えを行った「酵母」に作らせて、その「酵母」から人間のタンパク質を抽出する時に「小型冷蔵遠心分離機」を愛用していた。 繰り返すけれど、「クロマトグラフィー」と「遠心分離」は物質の精製に欠かせない。
さて、次に紹介されたのが「輸液」ということで、番組では「大塚製薬」(鳴門市)を訪問していた。 「ポカリスエット」も「経口輸液」からヒントをもらって開発されたことを紹介。 ポカリスエットが発売された当初は、「こんなにまずいのが売れるの?」と思っていたけれど、「慣れ」とは恐ろしいもので、今では風呂上りとか朝、起きた時にポカリスエットを飲むとおいしいと感じる。 昨今では「熱中症」の予防のためにも、細かに「水」と「塩分」を取るために、ポカリスエット類が勧められているよね。 ところで、何故、大塚製薬は「鳴門市」なのかというと、そもそもそのあたりでは江戸時代から「塩田」がたくさんあった地域。 そこで、大塚製薬はその「塩」「塩化物」を様々な化合物に使うことを目的に設立されたとのことだった。 なるほどね。
最後に、「ヤマサ醤油」の会社が取り上げられていた。 確かに「仁」の中でも、実名で会社名と社長名(7代目)が登場し、ペニシリンを作るための資金と人手と道具を南方先生に提供する、という設定があった。 実際に「ヤマサ醤油」は江戸時代に「江戸最初のお玉ヶ池種痘所」に700両の資本提供をしたらしい。 トリビアの知識だけど、ヤマサのロゴって思い出せる? そのロゴの右上に「上」という文字があるでしょ? あれは「上等な醤油」という意味で、これまた、江戸時代に考えられたもので、当時、「醤油の値段を下げよ」という命令が「徳川家」から出されたのだが、それにヤマサ醤油の社長(当時)が、幕府に物言いをし、交渉した結果、「上等な醤油なら値段は今のままでよい」という言葉を引き出した。 それでその「上等」という印にロゴの右上に「上」という文字が入ったとのこと。 僕の友人がヤマサ醤油に研究所にいるけれど、このトリビアを知っているかな?
睡眠薬を飲む時間を考えないとね。 PR |
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